本日は職場ネタです。


(長いし分かりにくいかもです)

 


 

うちのチームに他チームから異動で20代の子が入って来た当初、

やたらつっかかって来てたんですよね。



 

20代と言っても、学校を卒業してから7、8年目ですか。下手なおばちゃん再就職組よりも長かったりする。ですので、ちょっと管理っぽい仕事もするのです。「チーフ」ですね。


ま、娘ほどの年下にイニシアティブを取られて面白くないというわけではないのでそれはいいのですが、おばちゃん世代にやたらつっかかってたんですよ。
 

いちいち、話すたびに、会うたびに、ほんのささいなミスを指摘したり、バカにしたり、揚げ足を取ったり。あと、韓国では目上には必ず使う丁寧語尊敬語を時々使わずおばちゃん相手にタメ口を利く。なんか刺があるのでちょっと気にはなってました。



 

そしたら、既存メンバー(40代)が言いました。

「毎日可愛がっていたらつっかかってこなくなりましたよ。」


さすが彼女は自営業上がり。人の扱いが上手です。




 

そうなのです。韓国ではそうだったのです。初対面での態度が違ったのです。


はじめまして。よろしくお願いします。わからないことばかりなのでどうか教えてください。仲良くしてくださいね・・・・ではなかったのです。

はじめまして。わたしの能力は高いです。年下だと言って目下だと思ってはいけません。バカにしないでねわたしの方があなたをバカにしますから。なんなら勝負しますか?あなたに勝ち目はありませんよ?わたしが上ということで仲良く円満に付き合いましょうよろしくね・・・・だったのです。

 

20代でもおばちゃんの面々に対して、マウントを取ってくるわけですね。


それをニコニコ愛想の良い中に混ぜて、嫌われない程度に刺を刺すというか釘を刺すというか。

職位が「チーフ」だったからかな?そうじゃなかったら、純粋に可愛い年下として愛嬌で振る舞ったのかな?笑

で、可愛がられると丸くなる。

 

なるほど、あなたより上であることを証明して尊重されるだけではなく、愛で尊重されるならそれでOKなのでしょう。つまり居場所づくり。

あるいは、序列と愛の両方を勝ち取ったかです。笑 おばちゃんたちもちゃんと20代を案外しっかりした「チーフ」と認めてその下で働いていますから、リスペクトと愛を勝ち取ったわけだ。


元々愛想はよく、最初の一時期を過ぎたら、指摘魔ではなくなりました。


今ではすっかり可愛い子。


で、既存メンバー40代はさすが韓国人。韓国人の扱いに慣れているのだなぁ。

 





さて、離職率の高い韓国、さらによくも悪くも入れ替わりの激しいうちの会社。

メンバーの入れ替わりは続きます。

50代で2度目の大学に入り直して別の学位を取り人生のアップデートをする人と、別の資格を取って転職しようという30代が今月末で抜けます。あとチーム異動が一人。その代わりに最近、

50代で他チームからの異動組(Sさんとします)と、50代二人(ベテラン経験者)が立て続けに入ってきました。


(韓国は終身雇用ではありませんので職場の移動は活発)


普段は新入り未経験者を補充してくれることが多いのに、ベテラン3人をくれました。


今回は人が抜ける前に人員補充してくれて、現在は人数が過剰な状態。つまり仕事に慣れるための引き継ぎ期間を十分に取れます。


なので安泰。.........ではなかった。



それがまーた、

マウントを取るんですね!


ベテラン新入りとは、韓国の普遍の秩序である年功序列も入社順も超越するのか?


それを超越できるのは職位だけなのに?


たとえ職位が上でも年功序列は基本姿勢なのに?


いやーこれまでもわたしこの職場にいましたけれども、ここまで顕著にマウント取ってるの見たことなかったよ。

あー、それとも、マウント劇をやってたのに気づかなかったかもしれませんわ。

時々メンバーが大量に離職してたのは、思えばあれはきっとマウント劇の結果だったかも・・・・・わたしが鈍感だったかも。

でも今回は、目の前で堂々とやっててくれるので、わたしもだんだんマウントの取り方の傾向がわかってきましたよ。

いかに自分が優秀かを示すためにでしょうか。公の引継ぎの場で、引継ぎのひとつひとつにいちゃもんをつけ、甘さを指摘し指導をするんですよ新入りが! 2、3日前に部署異動してきた年上の先輩Sさんに対して!


Sさんもうちのチームでは新入りですが社員としては長いのです。

しかも新入りさんは(Kさんとします)Sさんに対して、「(古参の)Uさんが指摘していました。どこが間違っていたかはUさんに聞いてください。たくさんミスがありました。」と、自分のバックもしっかりつけています。


(古参のUさんは、SさんKさん2人の指導を担当しました。)


これにはいくら韓国人でもびっくり!周囲はドン引きしてました。




Sさんの仕事振りや要領の悪さが気にくわないKさんは顔を真っ赤にしながらしきりに首を傾げながら、指摘を続けます。


 Sさんだってうちのチームに来たばかり。きちんと把握できていないのはしょうがありません。それをKさんは、質問の答えになっていないと批判します。


新人SさんKさん、二人ともわからなかったらわかる人に聞くだけでいいのに、2、3日前に赴任した先輩Sさんに対して、「そこに疑問も持たず、疑問を解決させないまま仕事をしているのか」と、怒りで顔を真っ赤にしながらいちいちSさんの無能ぶりと自分の有能ぶりを周囲に見せつけながら仕事をするベテラン新入りKさんでした。


(なんでそこで怒りの感情が湧くのかわかりません。)


攻撃されたSさんは、我慢を重ねたうえで気持ちを落ち着けるために途中で席を立って水をのみに行きました。



でも数日してわかりました。


いちゃもんをつけまくるベテラン新入りKさんは、同業他社で「長」についていたことがある人だったのです。うちらを統括する立場の経験者でした。


(怒りは無能な部下に対して毎日抱いていたものだったか?それにしてももう立場は違うのに、フラッシュバックですか?火病ですか?)


50代ともなりますと、職歴30年ですからね、職場を渡り歩く韓国の場合は同業異業、会社をいくつも渡り歩いているのが普通。詳しい経歴を聞くほど仲良くないですが。


それで、ベテラン新入りマウントKさんは、前職のその立場のまま、部署異動Sさんに対して、「新入りですが年下ですが、あなたよりも能力がありますのであなたを教育します。わたしはあなたと仲良くしたいので、たくさんのミスやあいまいさの指摘を「間違ってました」と受け入れなさい。」をやってたわけです。しかも反論させない虎の威として、指導担当の古参のUさんの名のもとで。



これは韓国の大統領が日本に対してよく言う「未来志向」ってやつと同様だと気づきました。

「わたしはあなたと仲良くする意向があるのであなたを教育します。あなたは歴史の過ちを認めてわたしの前に跪き、わたしは歴史を忘れない。その序列のまま未来はお互い仲良く過ごしましょう。」ってやつね。人類普遍の倫理道徳とやらの威を借りてね。物証よりも心証でね。



さてベテラン新入りマウントKさんはいくら他社で経験があると言っても当然うちにはうちのやり方がありますので、しばらくは古株メンバー(Uさん)について仕事を覚えてもらってたんですが、

マウントKさんは異動Sさんに対してはバチバチのマウント取りをしていたのに、その古株Uさんとは気が合うと言って大変喜んでいました。

けれども古株Uさんは上司にもうKさんを教えたくないと漏らしていました。Sさんへの愚痴電話がかかってくるし、自分のミスをUさんがきちんと教えてくれなかったせいだと言うからだそうです。


愚痴電話は、一緒にSさんの悪口を言うことでUさんと一体感を持ちたいから。


また指導係のUさんに、もっとちゃんとSさんを教育してよとも言ったのでしょう。


そして自分のミスは、しっかり教えてくれなかったUさんのせい。これではUさんは指導担当を止めたくなるわけです。


そして数日後、Kさんはついに、古株メンバーUさんとも喧嘩してしまいました。

古株Uさんは、「ならあなたがひとりで全部やってください」と仕事をほっぽり出して家に帰ってしまいました。


マウントKさんは即座に上司に電話をして状況説明(自分は何も悪くないのにUさんが・・・)をしましたが、

仕事をほっぽりなげて帰ってしまった古株Uさんは同時刻、上司をすっとばして上司の上司に電話してました。笑 (なるほど、人事権のある方を押さえましたね笑)

 



さてメンバーが仕事に穴をあけて帰っちゃいましたので、その後上司がその場の第三者であったわたしに喧嘩の原因は何だったのか聞きました。


(えだ) さぁ。特に原因らしい原因はありませんよね・・・。

(上司) ああ、感情問題ですか。


上司は女性の多い職場で女性の心理を深く理解せねばなりません。

(前日、マウントKさんから部署異動Sさんへの愚痴り電話を長々と聞かされた古株Uさんが電話を途中で切ってしまって気分が悪かったとか、古株Uさんが机の上のファイルは終わったら片づけておけと指摘したけれどもそれは自分が置いたファイルではないから片付ける義務はない、気になるならUさんが自分で片づけなさいとか、そういうささいなことが大きな喧嘩に発展してしまいました。)



そして、なんだかよくわかりませんけれども、マウントKさんのお話では、古株Uさんが怒って帰ってしまった喧嘩の原因はなんとわたし、えだまめということになってました!!笑 


上司はマウントKさんからの電話でそれを聞いた上で、翌日わたしにも知らん顔で原因を聞いたのね。笑



 

でもまあ、そうでもあるのかな?


KさんUさんが険悪な緊張感を漂わせながら引き継ぎしているところに、わたしが別件の報告に行ったのですが、そこで思わぬとばっちりが来たのです。そして古株Uさんがわたしの肩を持ってくれてKさんに対してブチキレてくれたのです。そういう経緯。


(Sさんも沸点低いけど Uさんも沸点が低くてビックリしたわ。)

気になることがあったので報告したんですよね。そしたら新入りマウントKさんは、「それは知っている。わたしがちゃんと確認した。対処の必要なし。」と言ってたんです。

新入りであっても一応わたしよりも職位は上になります。

でもやっぱり気になるから、もう一度話をしたんですよ。そしたら怒っちゃたんですよね。「えだまめさんはわたしを信頼していないのね!」って。

いやそこで大げさに「信頼問題」が出てきますか?

信頼するしないではなくて、Kさんが確認した数時間前よりも状況が進んでしまっているかもしれないから再確認してねってつもりだったのに、怒り出しちゃった。

いやぁ、すごいとばっちりだな、とは思いました。笑

で、古株Uさんは、それはそっちがおかしいと言ってわたしの肩を持ったんですよ。それで電話だのファイルだのの喧嘩がさらに大きくなりはしました。


(もう一回書きますけど、Sさんも沸点低いけど Uさんも沸点が低くて、ほんとビックリしたわ。というか、既に水位がギリギリまで上がっていて、ついに決壊したのか。笑)



かけた愚痴電話を途中で切った+片づけろと言った+えだまめさんの肩を持った

そのほかにもいくつかあったかな。わたしの知らないものもあるでしょう。

しかしどれも、大人のいさかいの正式な理由にはなりません。


理由はないのと同じです。


(水位は自分で下げよう)




一応、次の日上司がKさんと個人面談に入りまして、その後はなんだかみなさん静かです。


そこは大人というか(?)(大人ならケンカするな)

現在は解決、あるいは小康状態に至る。




既存メンバー40代さんの言う通りになりましたかね。

最初はぶつかりながら調和していくものですよ。

さすが彼女は自営業あがり。人の扱いと社会経験が豊富です。そして楽観的。

(序列争いの後に心理的な序列が定まれば秩序が安定するという意味かな。新たな序列に反発する人は辞職して再び平和が訪れる。これが韓国の離職率の高さかの一因。)


(あと、前述しましたが絶えず資格取得や大学の入り直しでアップグレードし続けるんですよ。で、辞める。おばちゃんでも大学2回3回通う人はけっこういますんで、少子化でも大学は思ったより生き残るかも。)



さてある日、


部署異動Sさんがわたしに謝ってきました。

(S) えだまめさんがいるときに2度もKさんと喧嘩しちゃって、驚いたでしょ?

って。


(K vs Uも含めるとわたしは3戦を観戦している。笑)



大丈夫です。面白いです。笑




(韓国の、日本に対する「未来志向」は迷惑千万ですけれど、韓国人同士なら同じ文化圏で相互理解で(?)やってるわけなので、面白いだけです。)


 

 
こんにゃくマグロ....
 
天然の魚資源は乱獲で減少、養殖業はエサの高騰で潰れ、輸入は買い負ける。
 
ならば魚をこんにゃくや大豆で!!
 
え~~。それは寂しい。カニかまよりも寂しいです。やっぱり本物のお魚を食べたいな。
 
漁師さんにも高齢化は押し寄せているようですが、持続可能な漁業はないものか。
 
(少子化人口減で地球は持続可能になったり...)
 
将来、本物の寿司はニューヨークや上海にあるなんて言われる日が来たりするかもしれません。
 
日本の本物の寿司職人が本物の高級魚を求めて世界に旅立ってしまったり。
 

 

 

抜粋

 

    天然の漁業に加えて、マダイ、ブリなどの養殖生産も減っていると阪口さんは話す。 「中国などで養殖魚に対する需要が高まっているため、養殖のエサとして使われる魚粉や魚油が高騰しています。これに耐えられない業者がどんどんつぶれています」 
 
    それなら海外からの輸入を……とこれまではしのいできたのだが、近年では日本の経済力の低下という問題が出てきた。 
 
  「他国に買い負けてしまうんです。だからカニ、サケ、タコなども、より高く買ってくれる欧米や中国に流れていく。昔は人気だったメロ(銀ムツ)も、いまでは日本に入ってくるのはカマの部分ばかりです」 
 
    日本人の大好きなクロマグロは地中海で養殖が、大西洋で天然ものが獲られているが、これも欧米や中国に売ったほうが値段がつく。今後も日本に入る魚の量はどんどん減っていく。
 
    乱獲に加えて、経済力の低下によって、日本人の食卓から魚が次第に消えつつあるのだ。
 
 
 

 わりと韓国礼賛をする韓国人は多いです。

今回のリンク記事はさすがと誉めたいほどの、自己肯定感に溢れたお方のスレです。

ここまでくると清々しくもある。

ここまでひどくなくても韓国では一般的にかなりのウリナラマンセ、「我が国は世界で最も優秀な民族」という概念が浸透しております。

が、一方で

そこにツッコミを入れる韓国人がいるというのは韓国的には救いですわ。

客観的に見ることができる韓国人さんたちは貴重です。笑


パク・チソン、キム・ヨナ、リュ・ヒョンジン、ソン・フンミンなど、近寄ることさえできないS級がたまに現れて、BTSやK-POPなどの世界的な文化トレンドをリードし、サムスン電子やヒュンダイ自動車など、製造業の大部分を先頭に立ってリードしていますが・・・。

日本は明らかに領土も韓国より大きく、人口も2~3倍以上だというのに・・・民族的に見てなぜ劣っているのでしょう・・・?

だからこそ、日本は我が国へ物凄い関心を見せているのだと思います。

我が国は本当に偉大な国です。

日本が我が国よりも進んでいる部分がほとんど見当たりません・・・。

インフラで比較して、韓国という国、韓国の優れた遺伝子が本当に凄くて、不思議に思うことがあります。

日本は一体何が問題なのでしょうか?

日本が我が国になれない理由は何なのでしょう?

果たして日本からBTSを超える歌手は現れるのでしょうか?





このコミュニティにこのような頭のおかしな人がたくさんいる理由は何ですか?


優秀な韓国人がここまで多い中で、なぜスレ主のような人間がいるのですか?w


無条件愛国に陥ると現実が直視できなくなる典型的な例の一つ。



(えだまめ)

まあね、日韓両国の人間を比較した場合、韓国人は相手にマウントを取って自分をより尊大に見せるのを好み、日本人は相手を立てて謙遜することを好み、

そうすると韓国人の方が態度もでかいし自信満々には見えます。



でも、謙遜好きな日本人であっても、自信に満ちて、伸び伸びとしている人はいる。

こういう「比較」をする必要もなく、自ら溢れる輝きがある人はたくさんいますよね。



もちろんわたしもそうありたい、ということで。笑





ああついに韓国が決意し動きましたね。これはアメリカが10年来望んでいたことです。

読売新聞の記事を引用した、韓国のハンギョレ新聞の記事です。
 

抜粋


韓国軍捕捉北ミサイル情報初めて共有…「日本だけ利益」評価

韓米日が北韓のミサイルの警報情報をリアルタイムで共有することにした後、先月14日に初めてこの形式に従って関連情報をやりとりしたと伝えられた。これを通じて日本は、自分たちの方に飛んでくる北韓のミサイルの警報情報をより早く把握することになったが、韓国がどのような利益を得るかは不明瞭のようだ。

読売新聞は4日、複数の韓日政府関係者の話として「先月14日に北韓が発射したミサイルについて、韓米日3カ国がレーダー情報を初めてリアルタイムで共有した」とし「(日本)自衛隊がより早くミサイル追跡を開始する効果があった」と報道した。

この日、3カ国のリアルタイム情報共有はハワイにある米国のインド太平洋司令部を通じて行われた。北韓が先月14日午後2時55分頃、東海上に中距離弾道ミサイルを発射すると、米軍の早期警戒衛星がこれを直ちに探知した。その後、直ちに韓国軍のレーダーが上昇する北韓のミサイルを捕捉した。この情報は米軍を通じて自衛隊に直ちに共有された。これを手掛かりに、自衛隊のレーダーもこのミサイルの軌跡を追いかけ始めた。

同紙は韓日が情報をリアルタイムで交換することになり「自衛隊の立場ではこれまで死角地帯だった水平線の向こうで韓国軍が捕捉した(北韓のミサイル情報が)直ちに共有された」とし「これによって早期にレーダーを照準できるようになり追跡開始が早くなった」と評価した。

韓日が情報をリアルタイムで交換することになり「自衛隊の立場ではこれまで死角地帯だった水平線の向こうで韓国軍が捕捉した(北韓のミサイル情報が)直ちに共有された」とし「これによって早期にレーダーを照準できるようになり追跡開始が早くなった」と評価した。

この評価からも分かるように、北韓のミサイルの警報情報をリアルタイムで交換できるようになり、日本が得られる安保利益は非常に明らかだ。韓国軍のレーダーが捕捉情報を早期に獲得できるようになり、日本のイージス艦が東海で北韓のミサイルを迎撃する際に撃墜できる確率が高くなった。防衛省関係者は新聞に「(ミサイル)追跡を始めるまでに1秒でも短縮できれば迎撃の成功が高まる」と話した。

(中略)

しかし、韓国が得られる利益は不明瞭な方だ。北韓が韓国を攻撃する場合、日本のレーダーが及ばない韓国に向けてミサイルを発射するためだ。

韓米日は、昨年12月19日から北韓の弾道ミサイルについてレーダー情報をリアルタイムで共有するシステムを稼動し始めた。韓日が同盟ではないだけに、直接システムを連結することができず、米国を通じて情報を共有する。

(後略)


(引用終わり)


>韓日が同盟ではないだけに、直接システムを連結することができず、米国を通じて情報を共有する。

この辺の情報共有をできるようにしようとしたのが日韓情報協定(GSOMIA)だったんじゃないかしら?

ムン大統領がポシャらせたくてポシャった日韓情報協定の実際の具体例な連携内容のひとつではないですか。

ハンギョレ新聞はリベラル紙です。

「日本にだけ利益があって、韓国には何の利益もないじゃないか。ユン大統領は親日派だ。一方的に日本に利益を与え韓国の国益を損ねる。」

という論調で韓国内の反対世論を喚起したいのでしょうが、記事の初っぱなに書いてあります。

>韓米日が北韓のミサイルの警報情報をリアルタイムで共有することにした後、先月14日に初めてこの形式に従って関連情報をやりとりしたと伝えられた。


そうなんですよ。もちろん日本も韓国からの情報があればミサイルの軌道(特に弾道ミサイルですよね)を特定できますし、弾道でなくとも水平線の向こう側からの発射情報を知ることができます。

同様に、アメリカも、北朝鮮のミサイルの発射情報を知ることができます。韓国軍の地上レーダーと在韓米軍のレーダーと、在日米軍と、自衛隊のレーダーと、アメリカ本国の衛星と、補いあっているはずです。

それらがアメリカや日本のミサイル防衛システムに繋がっている。


さて、次の引用記事ですが、ミサイル防衛は核の抑止力としてこんなにすごかったんだなとわかりました。


検索でみつけた2016年の記事です。

2014年に導入が決定された、韓国のTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)。

残念ながら、パク・クネ政権で妨害されムン政権(2017~)で頓挫しています。

これが動き出したニュースはまだありませんが、アメリカのミサイル防衛に韓国が協力するということは........?


抜粋

>韓国に配備することが決まった在韓アメリカ軍のTHAADですが、これに使われているXバンドレーダー「AN/TPY-2」は日本の青森県車力と京都府京丹後に配備されているXバンドレーダーと同じものです。これらはデータリンクで繋がり、お互いをカバーし合う事が出来ます。

>探知距離に付いては詳細は不明ですが、射撃管制モードで500km以上、捜索モードで1000km以上の性能があるとされています。(実際の性能はそれ以上とする資料や報道もありますが、アメリカ軍は機密として公式発表していません)

>このように日本海は日本配備のXバンドレーダーが大部分をカバーしているため、北朝鮮が日本海配備の潜水艦からSLBMをどの位置から発射しようと探知が可能です。京都のXバンドレーダーで韓国配備のTHAAD迎撃ミサイルを管制し誘導することも可能であり(リモート射撃)、潜水艦のSLBMで奇襲攻撃する事は難しいと言えるでしょう。

>対馬海峡や津軽海峡といった狭い海峡には海上自衛隊や韓国海軍が待ち構えてるため、有事の際に突破は困難です。そうなると平時のうちにミサイル潜水艦を黄海側に配備しておいて、有事の際に奇襲発射できる位置まで進出させる方法が考えられます。現在、北朝鮮のミサイル潜水艦は試験の為に日本海側で建造され配備されていますが、将来的に黄海側に配備された場合には、日本に第三のXバンドレーダーを九州ないし沖縄に配備する必要が出て来るかもしれません。

(引用終わり)

2016年の時点で

>現在、北朝鮮のミサイル潜水艦は試験の為に日本海側で建造され配備されていますが、将来的に黄海側に配備された場合には、

こう書いてありますが、2023年の時点では北朝鮮は黄海側にも潜水艦基地を運用しています。ただ黄海は浅い海なので、潜水艦の現在位置が偵察機によって特定されてしまうらいい。

ですから核ミサイルを配備した潜水艦は深い海に常時潜伏していなければならないそうです。例えば太平洋や日本海やオホーツク海に。

ですが、

>このように日本海は日本配備のXバンドレーダーが大部分をカバーしているため、北朝鮮が日本海配備の潜水艦からSLBMをどの位置から発射しようと探知が可能です。京都のXバンドレーダーで韓国配備のTHAAD迎撃ミサイルを管制し誘導することも可能であり(リモート射撃)、潜水艦のSLBMで奇襲攻撃する事は難しいと言えるでしょう。


なーるほど。核戦争においての抑止力の最終兵器が潜水艦からのSLBMであるとして、

それを封ずることが2016年から技術的に可能だったとは知りませんでした。(100%ではないでしょうが)

北朝鮮がSLBM開発に成功する遥か前から、アメリカは準備してたのだなあ。(北朝鮮は現在もまだSLBM実験中だったような、部分的成功だったような。)
(で、もちろん中露はSLBM運用してるんですよね)(北朝鮮を理由にしてますが本命は....)


この引用記事では、「レーダー探知距離1000キロの場合」、としていますが、たしか韓国に配備される予定だった米軍のTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)のXバンドレーダーはもっと長かったはず。2000かもしくは4000あったとうろ覚えで記憶しています。つまり中国内陸部からの発射までを十分に感知できる。

もちろん中国は韓国のTHAAD配備に大反対ですよ。

検索してみると、韓国のTHAADシステムのミサイル迎撃範囲は半径600キロですが、レーダー感知距離は2000キロとされていました(もっと性能がある可能性はあるというか、たぶんあるんでしょうよね)。2000キロですと、中国の一部どころかモンゴルやロシアの一部まで探知できちゃいますね。台湾周辺の海も含みます。もう少し南にもうひとつふたつレーダー基地があるといいですね、中国全域と海域全域を見れるように。


在韓米軍のTHAADは同盟国韓国内においてさんざんな目に合わされてます。

パク・クネ政権でしたか、中国の反対でレーダー探知距離の短いものに変更し、また北朝鮮向けであって中国には使わないことを約束し、さらに韓国の左派によって米軍基地への道路が封鎖され配備を中断させられ、さらには道路封鎖で基地が兵糧攻めにさせられ徹底的に妨害されました。

ムン政権になってからはどうなったかなあ。中断以降の配備はしないことになりましたね。日韓情報協定GSOMIAも終わったか形骸化させられたかでしたし、中国に三不の誓いをさせられたはずです。

米日韓の三国同盟はしない、アメリカのミサイル防衛に協力しない、THAADは制限するとの約束。

三不一限の約束(Wikipedia)


それが今、日本のミサイル防衛に、(つまりアメリカのミサイル防衛に)、韓国が協力するということは........?

中国との約束を破ったのです。

三不一限のうちの、ひとつか、あいまいにふたつめの誓いを、ユン大統領は破ってしまったわけですな。

いやー、韓国ったらもう、困ったコウモリさんですねー。アメリカのミサイル防衛に協力しちゃいますね。日本とデータ連携しちゃいますね。前政権がした約束を破ってしまうなんて、いけませんよねー。中国をコケにしたらサムソン不買運動でつぶされますよ。サムソンがつぶれたら韓国はつぶれるのに....


まあ、在韓米軍のレーダーと青森のレーダーとは、別に韓国の許可がなくても昔から連携しているとは思うのですが、そこに韓国軍の地上レーダーが感知した情報も加えられるってことですよね?韓国軍のレーダーは、なにせ発射地点(北朝鮮)に近いこともあって、発射データとして優秀なようです。日本では水平線の向こうで感知できない短距離ミサイル、低空ミサイルも感知できます。

北朝鮮のミサイル発射情報が、韓国と日本では発射数が違います。韓国は短距離ミサイルも含むからです。

ということは、弾道ではない低空飛行の滑空ミサイルの発射情報もわかるわけかな?アメリカの衛星もあるはずですが、情報は多い方がいいですからね。


とりあえず、今後、日本のミサイルアラートは正確性を増すと思いますよ。


ハンギョレは、日本に利することを不服としていますが、今後マジで連携できたら、つまり韓国のTHAADのうちのレーダーだけでも当初の予定通りに追加配備できたら、

2014年当初の予定通りに、潜水艦発射の核ミサイルを封じることができる可能性が上がるわけですね。

潜水艦発射の核ミサイルが封じられるなら、核で勝てるわけでして、

アメリカが核で勝てるなら、核保有国であっても、うかつにアメリカと戦争はできません。

なんと!

当初のミサイル防衛ができるなら、

アメリカ最強になってしまうではありませんか。

韓国コウモリがひよれば、アメリカがアジアでより強くなれる。

(なーんて)

(軌道が変則的な超音速滑空ミサイルも中国、北朝鮮ともに開発できちゃってるようですが)

(さすが、開発はいたちごっこなわけですな)

さすが、2016年から8年間もアメリカのこの地域でのミサイル防衛を足止めできたわけですから、よくやったわけですかね。

その間にアメリカはバイデンさんになり、北朝鮮も中国もミサイル開発を勧め、

そして日本はようやく使える奴になる兆しが見えてきましたが、

潮目に間に合うかな?



とりあえず韓国の裏切り、三不一限の誓い破りは、

コウモリさんグッジョブ。

ついでにxバンドレーダー2000キロ、ひょっとしてもっと性能があがったやつを配備にしちゃってください。

作戦上最初にレーダー基地を潰すにしても、潰す国がもう一国増えるのは、さすがの中国さんでも負担でしょう。



では、韓国の国益は何か?



ひとつは核の傘でしょうね。

アメリカが絶対に安全であるという前提の元でのみ、核の傘が機能するからです。

そして、核を封じ込めれば通常戦力では韓国は北朝鮮には負けないでしょう。ならば北朝鮮は局地の挑発程度にしか動かないでしょう。


ふたつめは、たぶん、韓国経済か、半導体技術か、宇宙技術あたりの取り引きでしょう。

韓国が将来食っていけるに十分くらいの。




(情報は正確ではないでしょうし、素人ですのでアホな解釈をしているかもしれません。おばちゃんの茶飲み話程度に聞いててくださいね。)


 

昨年末の演説で、北朝鮮の金正恩総書記の対南姿勢がアップデートされました。

「同族である南朝鮮」から、「交戦国である大韓民国」へ名称変更。

 

そして、「いつになっても統一は実現し得ない」と発言したそうですが・・・・

もしかこれは切り抜きではないだろうか。

 

北朝鮮的には「〇〇〇せよ!それなくしては、いつになっても統一は実現しえない」という文脈ではないかなーなんて、中学生の国語の読解レベルで文脈を推測します。文脈推測、意図憶測ですね。

その場合、〇〇〇に当てはまるのは、けっこう強気で決定的な、北朝鮮の人民の忠誠心、愛国心を鼓舞する扇動的な内容なはずです。


で、それがいつもの口だけの内部向け演説なのか、それとも本気かつ実力を伴いすぐにやる気な二国間あるいは代理戦争の親分国を含む戦争なのか、そこがポイントなわけですが、リンク記事本文からはわかりません。

現実のところでは、昨年のミサイル発射実験はこれまでにない様子でした。それはロシアへの武器売り込み広告なのか、アメリカへの牽制なのか、中国へのアピールなのか。・・・ま、全部でしょう。

日本への嫌がらせも? 大日本帝国は過去の敵国でしたからね。北朝鮮の精神としてはそうなんでしょう。かつ現代では領海すれすれにミサイルをぶち込んでも遺憾砲しか発射できないお手軽な相手ですからね。便利ですね。

おっと、別記事でも、「北朝鮮は南北統一の目標を放棄した」とありました。下にリンクつけときますね。(リンクばかりで紛らわしいですが)



実は北朝鮮は、中国が台湾を統一しようとするときには北朝鮮は中国と歩調を合わせて韓国に武力恣意をするだろうと予想されています。在韓米軍およびアメリカの台湾介入への足止め的にです。

アメリカを困らすためなら中国もロシアも強く背中を押してくれることでしょう。いえ、既に押してくれていることでしょう。武器輸出、食料や必需品の輸入、共通の敵、国益、Win-WIn関係です。

アメリカのシンクタンクでは、数か月以内にその危険性があると予想されています。ただ限定的な短期戦であって、長期の総力戦はやらないだろうと。

 

抜粋

 

> 金委員長はこの演説で「大韓民国を徹頭徹尾、第一の敵対国、不変の主敵」と憲法に明記しなければならないと述べた。また、先月には南北関係は「二つの交戦国の関係」と規定した。

 

> 関係者らはさらに、2010年の延坪島(ヨンピョンド)砲撃の際、韓国が反撃したにもかかわらず状況が早期に終了した事例を挙げ、金委員長は、攻撃に出ても一定水準の緊張高揚行為は統制できると考えているようだと述べた。


ロシアとウクライナの件も同様ですが、防衛戦をする相手というのは、ちょっかいを出す側にとっては気楽で有利な相手というわけですわな。


韓国は一応、「やられたら3倍返し」をすることになっておりまして、一応延坪島(ヨンピョンド)事件の際も3倍返しの応戦をしたのですが、はっきりした反撃の成果はなかったと記憶しています。


3倍返しと形式的に決まっているということは、北朝鮮はちょっかいを出しても事態を一定水準にコントロールできる安心感があるでしょうね。

 


>それでも、南北統一の目標を放棄するという公式発表は、多くの関係者を困らせた。

北朝鮮にとって韓国との統一は、たとえどんどん非現実的になったとしても、建国以来、重要なイデオロギーの一部であり続けていた。




では本日のタイトルである、メインの記事リンクです。


限定的な武力恣意行為をする可能性が高まったと指摘されている北朝鮮に対して、韓国は「統一ではない平和」を望む内容です。

軍の関係者でも国際政治学者さんでもなく、歴史学者さんの寄稿ですので、

半島の歴史として、そうであってほしいのはわかります。

 

 

いまだに韓国人の願いは統一なのか【寄稿】

金正恩の朝鮮労働党演説…統一民族主義の棺にくぎを打って葬るもの
南も北も相手より力が強かったときに「統一しよう」と大声…金正恩発言は結局、統一が怖いだけ
今の韓半島において急ぐべきは統一ではなく、平和的外交関係だ

 
 
韓国人の願いは統一なのか?

 北朝鮮指導部の答えは、断固として「ノー」だ。昨年12月30日、北朝鮮の朝鮮労働党中央委全員会議の演説で金正恩(キム・ジョンウン)総書記は、南北関係は「同族関係」ではなく「敵対的2国家関係」であることをはっきりさせたまた、朝鮮中央通信は「民族、同族という概念」が北で既に削除されたと明言した。

 驚かされるが、驚くべきことではない。1990年代に当時の金正日(キム・ジョンイル)総書記が強調した「わが民族第一主義」の“民族”が、南を排除して北だけを指すものであったことは、既に北朝鮮専門家らの間ではよく知られていた。民族主義的な未練のせいで、ひたすら知らぬふりをしていただけだ。
 
 2023年末の金正恩の公式演説は、統一民族主義の棺にくぎを打って葬り去るものとなった。現実政治の観点からすると、理念や政治体制、社会の構成原則、経済的な生活様式が根本的に異なる2国家に血統的な民族の物差しを突き付け、一つにくくろうとする発想は限りなく荒唐無稽なものだ。

 ところが、統一民族主義者らが「進歩」の高地をわが物とし、また、保守言論すらも彼らを「進歩」と規定している韓国の政治談論はもどかしい。統一民族主義のために多数の幸せを犠牲にせねばならないとしたら、その進歩は、ゆがんだ権力の装飾に過ぎない。

 南北の指導部にとって民族は、権力維持のための、政治工学上の便利な道具だった。大衆の感情に訴える民族主義の爆発的な力があるせいで、どの政治勢力も統一を手放し、否定することができなかった。

 統一に対する南と北の立場は、2国家間で力の均衡がどちらに傾くかによって変わり続けた。北の軍事力が南より強かったころは、北が民族統一を強調し、統一の名分を捨てることができなかった南は消極的だった。
 
 南が北よりも統一に積極的になったのは、1990年代のことだった。南の優位が確実になるや、意思疎通が可能な北の安い労働力に対する企業の欲求や、保守・進歩を問わぬ民族主義的訴求力を見抜いた権力の政治工学が、統一という政治的目標を共有した。

 反面、北は身をすくめ続けた。南北問題を「特殊な民族的問題」と定義した91年の南北基本合意書のインクもまだ乾かぬうちに登場した、北の「わが民族第一主義」は、南を排除した北の民族第一主義だった。

 最近、北が南の呼称を「南朝鮮」から「大韓民国」という正式な国号に変えたのも、ただならぬ動きだ。南と北は、国際関係として見るべき別個の国である-ということを鮮明にしたのだ。統一民族主義の美名から脱して見つめてみれば、南北問題は一つの民族の問題ではなく、全く異なる体制を指向する国家間の国際問題だ。

 「吸収統一」を基調とする韓国とは異なり、演説で「いつになっても統一は実現し得ない」と発言した部分に、統一に対する金正恩総書記の恐怖がよく現れている。相次ぐ軍事的挑発もまた、そうした恐怖の表現だろう。南の統一民族主義者らが北に対して持っている民族的好意すら迷惑なのかもしれない。

 同じ民族だからといって、韓半島の平和が保障されるわけではない。統一民族主義は、民族は一つといううわべだけのもので、いや、そのうわべのせいで南北の民族的正統性競争を呼び、かえって緊張を高めてきた。韓国の国際関係において、他の隣国よりも最も近い隣国である南北関係が最も行き詰まっているのは、こうした点も理由の一つだった。

 南北が緊張を緩和し、平和な隣人として生きていくためには、国際関係の原則に基づいて国交を樹立し、平壌とソウルに大使館を開設するのが正しい。外交的プロトコルに基づくならば、日本の首相に対するように「閣下」と敬称を付けてくれるどうかは分からないものの、少なくとも「傀儡(かいらい)」と呼ぶことはできないだろう。

 2024年の「太陽政策」は、民族という空虚な表題語を捨てて、軍事的抑止力を堅持しつつ、まずは南と北の2国家が平和に共存する国際関係を図らなければならない。外交部(省に相当。以下同じ)が南北交渉の主役に乗り出し、韓半島を含む東アジアの平和的国際関係を構想するのが妥当だ。そのほか環境部、産業部など所管の部処(省庁に相当)ごとに北朝鮮局・北朝鮮課などを置き、最も近い隣国である北との国際協力を図ればよいだろう。

 今、韓半島で急ぐべきは民族統一ではなく、最も近い隣国である南と北が平和的外交関係を樹立することだ。われわれの願いは、統一ではなく平和だ。

林志弦(イム・ジヒョン)西江大学教授(歴史学)

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
 



さてみなさんこれを読んでどう思われましたか?

温度差というのは、埋めるべきものなのか。あしらうべきものなのか。

でも少なくとも理解はしなくちゃいけない。



>統一に対する金正恩総書記の恐怖がよく現れている。相次ぐ軍事的挑発もまた、そうした恐怖の表現だろう。
 
恐怖なのかな~?
 
韓国の方で、「金正恩は大韓民国を恐怖の対象として見ている」と考えたいだけなのかも。

ちゃんと相手を理解してないと、変なところでこけちゃいますからね。

いっつも「後頭部を殴られる」(予想もしなかった相手に後ろから殴られるように、期待して油断して裏切られることを表す)韓国ですからね。

韓国としては、後ろから殴る奴が悪いと相手を非難してますが、こっちからすると韓国の方が勝手に期待して勝手に後頭部を殴られてるわけですよ。

例えば韓国の大統領が日本を訪問して韓日関係改善の姿勢を示したのに竹島の日を記念したとか慰安婦に謝らないとかね。

そういうささいなことなら後ろ頭を殴られたと感じても自尊心が傷つくくらいで済むのですけど、致命的に殴られることも多そうですからねー。




と、同じくお花畑日本として、自戒の意を込めたいと思います。

 

頼りない「準同盟国」日本

抜粋
 

> かつてインドを支配下に置き、中央アジアでロシアと対峙しながら「グレート・ゲーム」を繰り広げた英国は、「パン・ロシア」の大陸勢力が如何に強かであるかよく知っている。その英国が近年、「グローバル・ブリテン」を掲げ、インド太平洋に戻ってきた。2021年夏に最新空母「クイーン・エリザベス」率いる空母打撃群が太平洋にやってきて、日本の自衛隊と共同演習を行なったことは記憶に新しい。その空母打撃群はスエズ運河と紅海を通ってきたのであるから、英国は当然、現在の紅海の状況の深刻さを認識している。英米がイエメンのフーシ派の拠点を空爆しているのは、その危機感の表れである。海洋国家にとって、海上交通のチョークポイントを敵対する大陸勢力に押さえられることほど危機感を掻き立てられることはない。


> これに対して、同じ海洋国家の日本の対応はどうであろうか。危機感の欠片もないように見受けられる。1月12日と22日に米英両軍がフーシ派の拠点を攻撃した際、カナダ、オーストラリア、オランダ、バーレーンがこれを支援し、ドイツ、韓国なども加えた10カ国が共同声明を発表し「航行の自由や国際通商、船員の命を守るとの共通の決意」を示した。世界を舞台に通商を行う海洋国家・日本がこれに参加していないとは一体どういうことであろうか。

 

>世界では大陸勢力と海洋勢力がせめぎ合っているという地政学的発想が、日本政府には未だ欠けているようだ。
 



(「世界を舞台に通商を行う通う国家日本」ではありますが、武力による安保維持を支持するには消極的なのでしょう。周辺国から自らを守ることもできないことに現在身もだえてますからね。)



ロシアとウクライナ戦況を、この2年間各国は注視してきたわけです。


中国も北朝鮮も、当事者意識で見守り支援してきたことでしょう。
 

そしてそれぞれの可能性と戦略と結論を、現時点で出したのかな。


(出生数から見ると韓国軍は20年後には頭数が半分以下になる。金正恩総書記は若いですから、十分に待てます。)



 

2024年の始まりは、大きな地震と大きな事故からでした。

死者200人を越し、安否不明は100人超、避難者数3万人。

飛行機事故の方は、死者5人。損失も大きいです。



亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

被害に遭われた方に一日も早く安全と平穏が訪れますように。

みなさまも大丈夫でしたでしょうか?




この大地震と大事故、これが日本の新年を暗示しているのか・・・・?

備えても備えても、大災害は免れることはできないのか・・・・・。




でも、ここに感じられたのは、絶望感だけではありませんでした。

粛々と対応する日本人の悲壮な決意。

よくがんばったと。 どうかがんばってくれよと。

心は折れない。

折れてはいけません。

余震は続き、劣悪な環境による二次災害も起こり得ますが、

特に被災者の心を折らせてはいけないです。




BBCの記事を見たら元気が出ました。↓

海外から一歩俯瞰してくれているからでしょうか。

激励とも取れます。

 

記事抜粋

 

>街全体を見渡すと、伝統的な木造住宅が地面に倒れ、粉々になっている。こうした家屋は、日本の絶え間ない地震に耐えられるようには造られていなかった。

 

>過去12年で最も大きな今回の地震の震央にこれだけ近づくまで、私たちには2日かかった。深刻に寸断された道に行きあたり、戻るのを何度繰り返したか分からない。

救援活動も、こうした事態で遅れている。災害救助犬を伴った救助隊が輪島市に到着したのは、私たちのわずか数時間前だった。


 

2日かけて到着して取材して記事が上がった日付が1月4日。地震当日もしくは翌日から取材に向かってますよ。この女性はBBCの東京特派員?本国から?それにしてもBBCは世界の方々、津々浦々の現場まで取材しに行く、すごい報道精神です。

「災害救助犬を伴った救助隊が輪島市に到着したのは、私たちのわずか数時間前だった。」と記事になっていますが、焼け跡の画面に映された消防隊、救助隊の背には「奈良県広域消防」とあり、BBC記者の到達時にはすでに鎮火してました。災害現場にはいろんなユニフォームの救助隊が既に活動していて、日本の災害救助体制もすごいなと思いました。地震被害があれば、近隣,遠方、あらゆるところから迅速に支援に来る。

 

災害にいくら備えても備えても、自然はそれを軽々と超えて来ます。

けれども、被害を最小限に抑えるためのたゆまぬ努力がなければ、もっと大きな災害になっていた、なるだろうというのは確かです。

 



 

記事抜粋


>非常に大きい被害が出ている。それでもこの地震は、このような災害で被害をなるべく少なく抑えようとする日本の、見事な成功物語でもある。


>100年前の震災では、東京の広範囲で多くの建物が崩壊した。欧州式のれんが造りの建物は、ひとたまりもなかった。 この経験を機に日本では市街地建築物法が改正され、初の耐震規定が盛り込まれた。

 

>日本では、強い地震が起きるたびに、被害状況の調査をもとに、耐震基準が強化されてきた。特に飛躍的な改善となったのは、1981年施行の「新耐震設計基準」だ。

 

>これほどの地震を経験しながら、もっとひどい被害が出ない国は、地球上では日本以外、考えにくい。


これからもそうでありたいです。

記者の奥さんが81年以降に建てられた物件にこだわったのは、「崩壊しない」信頼。

 

写真に、崩れた大地とひっくり返った家が見えます。住居環境としてはもう住めない土地、住めない家です。

ところが、ひっくり返った家の住人はおそらく中身はひっくり返っても命は助かったことでしょう。

崩れた大地の上で家がシェルターとなって無事転がっているように見えます。

ひっくり返ったマンションもありましたが、こちらもマンションが自壊せずにマンションの姿のまま転がっていました。マンションの住人の生存の可能性はあります。

(悲しいことに倒れたマンションに押しつぶされた家に住んでいた方はなくなってしまいましたが。。。)


最近の海外の大地震の事例を見ると、バラバラに倒壊したレンガ造りの家やコンクリートの高層建築がまさに住む人を一瞬で殴り押しつぶす凶器となっています。家自体が絶望的な凶器。

ブロック塀が崩れるのは震度5強からですから、レンガ造り石造りの建物が崩壊するのもこれくらいか?一方耐震性の低い木造家屋でも傾いたり倒れたりするのは震度6強から。

つまり日本の伝統家屋は伝統なりの耐震設計なわけですよ。また木造の家は倒れても隙間ができやすい。さらに81年以降の新耐震設計の家ならば、震度7でも崩壊しない設定。

 

大地の荒波に浮かぶシェルターのように、転がっても中の人を守る信頼性を持っているようです。



 

記事抜粋

 

>国土地理院によると、輪島市西部で最大約4メートル(暫定値)の隆起、最大約1メートル(同)の西向きの変動がみられるという。

>地震多発国の日本は、揺れる地面を観測する技術がきわめて優れている。だからこそ、これほど正確に計測できるのだ。

>地面が特に大きく動いたのは、能登半島の西側だった。沿岸部の海底が動き、高さ約80センチの津波が発生した。偶然の産物として、地面の隆起によって、沿岸到達時の津波の威力が軽減された可能性もある。

 

>石川県内で5日までに確認された死者は92人に達し、捜索救助活動は続いている。損害予測モデルは、最大100人規模の被害を想定している。犠牲者はたとえ1人でも多すぎるのだが、それでも地震の規模を思えば、驚くほど少ない。

>昨年2月にトルコ南東部で起きたM7.8の地震との比較は、意義のあることだ。解放されたエネルギーは今回の地震とほぼ同レベルだが、トルコとシリアでの死者数は5万人超に及んだ。2010年までさかのぼると、ハイチで起きたM7の地震では10万人以上が亡くなった。

>違いの理由は簡単だ。備えが違うのだ。




褒めていただけてありがたくはあるのですが、日本にはすでに必ず起こると予期された大地震がいくつもあります。それらはけして避けられません。莫大な数の死傷者、被災が想定され、日本は大きなダメージを負うでしょう。備えても備えても足りないでしょうけれども、それでも備えなければなりません。

(今回は能登半島という地理的特性が、万人単位の被害を百人単位に縮小できた要因でもある?)


最初、津波は5メートルになるだろうとの予想がありました。ところが1.2mほどだった。(記事では80cm)

気象庁が大きく見積もったのかとも思ったのですが、記事によると海岸線が4m隆起したのだとか。凄すぎる。しかし


5-4=1



不幸中の幸いでしたね。津波は1mでした。

隆起したおかげで港が陸地になって海路が絶たれている弊害もありますが。

 





大災害と大事故で始まった日本の2024年ですが、

災害の中でもそれでも守られている感じがします。みんなで守っている感じもします。


(航空機事故も乗務員と地上スタッフで守った。難燃性の機体の開発者も命を守った。)


だから心は折れないと信じたい。




一次被害は去りましたが、被災者の二次被害はまだ始まったばかり。

寒波がきて雪が降り、孤立し、水も電気も食料も不足し、暖を取る術もない被災者が大勢います。

後にインフラが復旧されたとしても、住居と生活の基盤が戻るのはもっと後。

大震災を何度か経験した日本なりの復興ノウハウは蓄積されてはいるでしょうが、

道のりは長く、これから来るだろう災害も目白押し。

それでも心折れずに粛々と備えるしか、ないのですなぁ。

 

 

 

>ここ能登半島では、「大地震」は起きないだろうという人々の希望が打ち砕かれてしまった。
 

>地球の巨大な力の前に自分たちはなすすべがないのだと、輪島市の人たちはあらためて知ることになった。自分たちは不運なことに、環太平洋火山帯の上に住んでいるのだと。

 


BBCはそうおっしゃりますが、ここでは大地震は起きないだろうと日本人は思っていないんじゃないかな。ここは大丈夫だろうとは思っていないんじゃないかな。




けれども毎回あらためて思い知りはします。

「地球の巨大な力の前に自分たちは叶わない」

でもなすすべはなくはない。


>自分たちは不運なことに、環太平洋火山帯の上に住んでいるのだと。


不運とも思ってないですね。環太平洋火山帯の上の日本に生まれたのはご縁であり宿命。頂いた命と環境です。むしろ選ばれたかもしれない。

予告された自然災害でも、予期せぬ大事故でも、できるかぎり被害をなるべく食い止めるために、何かしら手だてを立てて、がんばるわけです。
 

 

 

 

>犠牲者はたとえ1人でも多すぎるのだが、それでも地震の規模を思えば、驚くほど少ない。


犠牲者はたとえ1人でも多すぎる・・・・この表現は好きです。一人も犠牲になって欲しくない気持ちが伝わります。
 

 


批判はあるかもしれませんが2日かけて被災地入りして取材をして、意味深い記事を書いてくれたBBCには脱帽です。こういう記事を書いてくれるなら、「これは報道である」と言いたい。

さすがイギリス。




ちなみに、飛行機事故が起こっても、大地震が起こっても、韓国からの日本旅行のキャンセルはそれほど多くないらしいです。

あの、放射能放射能と騒いでいた韓国、行きません買いませんをしていた韓国がです。

全員無事に脱出させたことへの評価でしょうか。地震にも対応している評価でしょうか。



日本はまだ信頼性を保ってます。

日本に住む一人一人が、日本の体力、国力の源なわけです。



 

2024年


令和6年


辰年


新年あけましておめでとうございます


みなさまのご健康と心願成就をお祈りいたします


今年もよろしくお願いいたします






例によって西暦の新年にはあんまり新年らしくない韓国です。



辰年の年賀イラストを探したら、


CHINESE NEW YEAR


と書かれたイラストがたくさんヒットしました。


CHINESE NEW YEAR(太陰暦)の新年は今年は2月10日です。



いつも不思議なのですが、


旧暦(太陰暦)を使う場合はまだ辰年ではないわけですよ。まだ11月20日(陰暦)なのです。


でも社会は西暦で動いてますので、2024年の辰年も始まっている。




ビジネス(会社)では新年。行政(学校)でも新年。


伝統では旧年。


韓国ですと変な期間ですよ。笑


息子もまだ帰省してこないし。





アジアの国々はそんな感じでしょうか。





飛ぶ龍のように、あるいは臥龍のように、


ドラゴンのような日本列島は今年はどういう活躍をするのか隠れているのか、


楽しみです。


ドラゴンの背に住むみなさまにも大きな跳躍がありますように


または優れた能力を持ちながらも臥して時を待つような


一見寝てるけれども眈々としたかっこいい充実の年でありますように




皆さんメリークリスマスです!

こちら韓国ではキリスト教徒がたくさんいらっしゃいますので、クリスマスはれっきとした宗教行事の日です。

「聖誕節」と呼ばれていて、祝日の公休日です。

主語がないんですね。そして聖がついている。誰が生まれたかは説明しなくても当然でしょ扱いです。

「節」は、節目の意味ですかね?確かに西暦が始まった、BC ADの節目ですが。


ちなみにお釈迦様の誕生日も休日ですが、主語がありまして「釈迦誕生日」という名称の休日です。



さて土、日、そして今日はクリスマスと3連休なのですが、ではみなさん会って遊べるかというと、

「クリスマスミサがあるので」と忙しかったり、そもそもそういう浮わついた日ではない、まさに清く厳粛な期間だったりとか、

また職場でクリスマスツリーやクリスマスの装飾をするにも、

「わたしは仏教徒なので」とあんまり乗り気でなかったり、とか

しっかりと宗教色が漂います。



先日仏教徒であることが判明したわたしの友達2人に季節の挨拶で「メリークリスマス」とトークを送ろうかと思いましたが、

はて仏教徒にメリークリスマスでいいんかなと、今さらふと考えました。

メリクリトークを送ったら、メリクリが返ってきました。ああ別にいいんだな。




有名なお寺の近所に住む同僚の話によると、夕べは道が混んでいたそうです。


クリスマスイブにお寺への道が混む?


なんか行事があったんでしょうかね。年末行事とか?




つけたし

調べて見ました。

有名なお寺なのですが、毎年12月の一週間、連日有名なお坊様がかわりばんこに法話をなさっており、最終日が12月24日でした。

全国から熱心な仏教徒が集まり、インターネット生中継およびYoutube動画配信されるようです。


これはきっと、わざわざぶつけにきてますね。笑

クリスマス色に染まる世間に、お釈迦様と仏法の存在感を示す。クリスマスシーズンの盛り上がりに萎える仏教信徒に力を与える。なかなかの気概じゃないですか。

しかし25日の異教徒のお祭りは、尊重して避けてあげている。笑

それでも24日の夕べと25日と、どちらがよりきよしこの夜なのかといえば、

きわどいところで攻めてますよ。笑


(あ、でも意外に動画再生数はのびてないな。熱心な仏教徒はYoutube動画をみるような年齢層ではないかも。)





わたしは基本的にはこちらの方向で賛成なのですが、厳格さよりも、やや甘い考えを持っています。
 

抜粋

 

>経済産業省は昨日21日、韓国サムスン電子が横浜市に新設する半導体研究拠点に最大200億円を補助すると発表した。

なんとバカげた話しだろうか。

 

>今年になり日本は、米国・台湾と半導体同盟を組んでいるのだ。

韓国は半導体同盟外の国だ。韓国の狙いは日本からの資金と技術移転だ。

韓国サムスンに200億円も公金を支出するのは、自分ではいる墓穴を掘る(墓穴を掘る)バカとしかいいようがない。

 

>韓国には非核三原則の原則を維持することだ。

筑波大学大学院の古田博司教授は、

「韓国に対しては『助けない、教えない、関わらない』を『非韓三原則』にして日本への甘えを断ち切ることが肝要」と説いている。

岸田文雄首相は日韓合意で10億円を支出した、失策に続く大失策を繰り返すことになる。

 




おそらく岸田内閣のサムソンへの半導体補助金200億円は、アメリカ政府による、アメリカに工場を持つ半導体企業への支援の決定(まだ未決定)の流れを汲んでいるのではないかなーと思います。

 

 

抜粋


>12日ロイター報道によると、バイデン政府は早ければ来年にサムスン電子とインテル、TSMCなど半導体企業を置いて補助金支援対象を選定して発表するという計画を置いている。

>ラモンド米商務長官は「来年中に10~12社の企業リストを公開する」とし「一部企業は数千万ドル、一部は数十億ドルに達する支援金を受けることになるだろう」と話した。

>米国政府の半導体支援金は、現地に半導体工場及び研究開発センターを建設する企業を対象とする。

 

>数百億ドルを稼ぐ莫大な投資計画を提示したインテルとミクロン、サムスン電子と台湾TSMCが数十億ドル規模の補助金を受けることになる有力な候補軍に選ばれている。

>ラモンド長官は特に「先端工程」半導体生産ラインを建設する企業が来年政府の支援を受けることになることを示唆した。これにはIntelとSamsung Electronics、TSMCが含まれる。
 

>インテルは現在、米国に1千億ドル(約132兆ウォン)近くの金額をかけて多数の先端ファウンドリ工場を新設する計画を推進している。TSMCは400億ドル(約53兆ウォン)を投資する。
 

 

>サムスン電子の投資規模はまだ170億ドル(約22兆ウォン)水準にとどまるだけに、米国政府の補助金支援対象で優先順位が押されたり、競合他社より少ない補助金を受ける可能性がある。

>米国政府が最初の支援対象を商業用半導体メーカーではなく米国の国防用半導体企業に決定したという点も、サムスン電子の受益見通しが多少不確実になった理由に挙げられる。



これによりますと、サムソンは半導体アメリカ工場の建設に170億ドルを投資することになっていますが、ライバル(?)であるインテルの投資額は1千億ドル、TSMCは400億ドルであることから、サムソンが補助金を受ける優先順位は低いだろう。少額、あるいはもしかするともらえないかも?と心配しているところです。

いつも自信過剰な韓国にしてはいまいち自信がない感じの書き方であるのを見ると、サムソンや韓国自体も、アメリカの半導体同盟に韓国が、自社が、はたしてきちんと米中間のコウモリの位置で双方からハブられずに双方に食い込んでいけているのかどうか、ちょっと評価しづらい状態なのかなと思います。

岸田内閣のサムソン支援の決定は、アメリカのサムソンへの支援、あるいは未支援、これを考慮して決定されたのではないかなーと思います。


韓国自体も、中国の顔色を見ながらも、アメリカの半導体サプライチェーン、いわゆる半導体同盟になんとか食い込んでいこうという意地を見せています。



 

2023 12月12日 オランダと「半導体同盟」を明文化したとか?アメリカが(中国を切れない)韓国支援に消極的だから(?)自分で半導体同盟に食い込んでいく姿勢。

抜粋

 

> 尹大統領はオランダとの半導体協力関係を半導体同盟関係に引き上げる考えを表明していた。外国首脳としては初めてオランダの半導体製造装置大手・ASML本社のクリーンルームを訪れ、次世代の半導体生産に使われる極端紫外線(EUV)露光装置の製造工程を視察。両国の政府と企業は3件の了解覚書(MOU)を締結した。サムスン電子とASMLは来年から1兆ウォン(約1100億円)規模を共同で投資し、韓国に研究開発(R&D)センターを設立することで合意した。



 

これはいつの記事かわかりませんが、韓国を頭数に入れています。

 


こちらは今年5月の記事。この時期もまだ韓国を頭数に入れてます。

 

抜粋

 

>サプライチェーンをしっかりと維持することだ。一国で維持するよりも、一緒のほうが強くなれる。日本は重要なプレーヤーであり、日米の協力体制が強ければ、韓国や台湾やオランダとも強い協力体制を敷く助けとなる。日米は整合性の取れた形で足並みがそろっているので、これら5カ国が間違うことはない。




実は韓国はずっと迷っていたのですよね。半導体工場の中国撤退を決定できなくて、まだ引きずっているはずです。アメリカが設けた投資しちゃいけない期限前に中国工場に投資を済ませ、3~5年は追加投資なしで持ちこたえるつもりですが、中国の半導体技術も飛躍的に上がってきていますし、また中国の景気も悪くて?韓国がそれまで最大の市場としてきた中国に対して貿易赤字を出してしまっています。そうしますと、貿易立国韓国は、どこで貿易黒字を出せばいいのでしょうね。これは韓国としては由々しき危機ですね。



さて来年決定されるらしい、アメリカの半導体企業支援金の各社への支出額を見ればおそらくアメリカの半導体戦略におけるサムソンと韓国の「現時点」「原位置」が見えると思います。

それを補完する形での、「日本によるサムソン支援つまりは韓国への半導体支援」じゃないかなーと、わたしは思ってます。


日本からの支援200億円は、上記の記事いくつかと比較しましても、半導体への投資にしては、額が一桁二桁小さいです。

半導体としては消極的支援である。

まあ、これを通じて日本側の半導体人材育成になることを願います。

(韓国としてはサムソンが日本に半導体研究所を設立するのは裏切り行為にちょっと近いグレーなところですので、きっと日本にもいいことがあるのでしょう。)

日韓関係はフェードイン中なのか、フェードアウト中のフェードイン中なのか、わかりませんが、常にどこかの距離感の地点を探っているはず。

それでも日韓スワップ100億ドルと合わせて、韓国支援中ではあります。

非韓三原則、助けない、教えない、関わらない

無邪気な日本ではない、思慮深い日本のスタイルは貫いてて欲しいと思います。

思慮深さのそっち方向へ変わったはずだとは思います。

が、それでも

取りつく島は、あるんでしょうね。

(日本は島も多いし)

(技術漏洩は、避けて欲しいな。それはサムソンとて同じ気持ちでしょうが。)
 



ウクライナを見てますと、周辺国はロシアから天然ガスを輸入しながらウクライナを軍事支援してますし、


ロシアもウクライナ支援国に天然ガスを輸出しながらウクライナ侵攻をしてるという。


ガスひとつをとってみても、


大人の関係とはややこしいのですな。








秋が来るのも早い。


秋が終わるのも早い。


1年が終わろうとするのも早い。


あと、この山、緑の山をプロフィール写真にしたのが何年前だろう?


時が過ぎ去るのがどうしてこんなに早いのだろう。





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