わたしは基本的にはこちらの方向で賛成なのですが、厳格さよりも、やや甘い考えを持っています。
 

抜粋

 

>経済産業省は昨日21日、韓国サムスン電子が横浜市に新設する半導体研究拠点に最大200億円を補助すると発表した。

なんとバカげた話しだろうか。

 

>今年になり日本は、米国・台湾と半導体同盟を組んでいるのだ。

韓国は半導体同盟外の国だ。韓国の狙いは日本からの資金と技術移転だ。

韓国サムスンに200億円も公金を支出するのは、自分ではいる墓穴を掘る(墓穴を掘る)バカとしかいいようがない。

 

>韓国には非核三原則の原則を維持することだ。

筑波大学大学院の古田博司教授は、

「韓国に対しては『助けない、教えない、関わらない』を『非韓三原則』にして日本への甘えを断ち切ることが肝要」と説いている。

岸田文雄首相は日韓合意で10億円を支出した、失策に続く大失策を繰り返すことになる。

 




おそらく岸田内閣のサムソンへの半導体補助金200億円は、アメリカ政府による、アメリカに工場を持つ半導体企業への支援の決定(まだ未決定)の流れを汲んでいるのではないかなーと思います。

 

 

抜粋


>12日ロイター報道によると、バイデン政府は早ければ来年にサムスン電子とインテル、TSMCなど半導体企業を置いて補助金支援対象を選定して発表するという計画を置いている。

>ラモンド米商務長官は「来年中に10~12社の企業リストを公開する」とし「一部企業は数千万ドル、一部は数十億ドルに達する支援金を受けることになるだろう」と話した。

>米国政府の半導体支援金は、現地に半導体工場及び研究開発センターを建設する企業を対象とする。

 

>数百億ドルを稼ぐ莫大な投資計画を提示したインテルとミクロン、サムスン電子と台湾TSMCが数十億ドル規模の補助金を受けることになる有力な候補軍に選ばれている。

>ラモンド長官は特に「先端工程」半導体生産ラインを建設する企業が来年政府の支援を受けることになることを示唆した。これにはIntelとSamsung Electronics、TSMCが含まれる。
 

>インテルは現在、米国に1千億ドル(約132兆ウォン)近くの金額をかけて多数の先端ファウンドリ工場を新設する計画を推進している。TSMCは400億ドル(約53兆ウォン)を投資する。
 

 

>サムスン電子の投資規模はまだ170億ドル(約22兆ウォン)水準にとどまるだけに、米国政府の補助金支援対象で優先順位が押されたり、競合他社より少ない補助金を受ける可能性がある。

>米国政府が最初の支援対象を商業用半導体メーカーではなく米国の国防用半導体企業に決定したという点も、サムスン電子の受益見通しが多少不確実になった理由に挙げられる。



これによりますと、サムソンは半導体アメリカ工場の建設に170億ドルを投資することになっていますが、ライバル(?)であるインテルの投資額は1千億ドル、TSMCは400億ドルであることから、サムソンが補助金を受ける優先順位は低いだろう。少額、あるいはもしかするともらえないかも?と心配しているところです。

いつも自信過剰な韓国にしてはいまいち自信がない感じの書き方であるのを見ると、サムソンや韓国自体も、アメリカの半導体同盟に韓国が、自社が、はたしてきちんと米中間のコウモリの位置で双方からハブられずに双方に食い込んでいけているのかどうか、ちょっと評価しづらい状態なのかなと思います。

岸田内閣のサムソン支援の決定は、アメリカのサムソンへの支援、あるいは未支援、これを考慮して決定されたのではないかなーと思います。


韓国自体も、中国の顔色を見ながらも、アメリカの半導体サプライチェーン、いわゆる半導体同盟になんとか食い込んでいこうという意地を見せています。



 

2023 12月12日 オランダと「半導体同盟」を明文化したとか?アメリカが(中国を切れない)韓国支援に消極的だから(?)自分で半導体同盟に食い込んでいく姿勢。

抜粋

 

> 尹大統領はオランダとの半導体協力関係を半導体同盟関係に引き上げる考えを表明していた。外国首脳としては初めてオランダの半導体製造装置大手・ASML本社のクリーンルームを訪れ、次世代の半導体生産に使われる極端紫外線(EUV)露光装置の製造工程を視察。両国の政府と企業は3件の了解覚書(MOU)を締結した。サムスン電子とASMLは来年から1兆ウォン(約1100億円)規模を共同で投資し、韓国に研究開発(R&D)センターを設立することで合意した。



 

これはいつの記事かわかりませんが、韓国を頭数に入れています。

 


こちらは今年5月の記事。この時期もまだ韓国を頭数に入れてます。

 

抜粋

 

>サプライチェーンをしっかりと維持することだ。一国で維持するよりも、一緒のほうが強くなれる。日本は重要なプレーヤーであり、日米の協力体制が強ければ、韓国や台湾やオランダとも強い協力体制を敷く助けとなる。日米は整合性の取れた形で足並みがそろっているので、これら5カ国が間違うことはない。




実は韓国はずっと迷っていたのですよね。半導体工場の中国撤退を決定できなくて、まだ引きずっているはずです。アメリカが設けた投資しちゃいけない期限前に中国工場に投資を済ませ、3~5年は追加投資なしで持ちこたえるつもりですが、中国の半導体技術も飛躍的に上がってきていますし、また中国の景気も悪くて?韓国がそれまで最大の市場としてきた中国に対して貿易赤字を出してしまっています。そうしますと、貿易立国韓国は、どこで貿易黒字を出せばいいのでしょうね。これは韓国としては由々しき危機ですね。



さて来年決定されるらしい、アメリカの半導体企業支援金の各社への支出額を見ればおそらくアメリカの半導体戦略におけるサムソンと韓国の「現時点」「原位置」が見えると思います。

それを補完する形での、「日本によるサムソン支援つまりは韓国への半導体支援」じゃないかなーと、わたしは思ってます。


日本からの支援200億円は、上記の記事いくつかと比較しましても、半導体への投資にしては、額が一桁二桁小さいです。

半導体としては消極的支援である。

まあ、これを通じて日本側の半導体人材育成になることを願います。

(韓国としてはサムソンが日本に半導体研究所を設立するのは裏切り行為にちょっと近いグレーなところですので、きっと日本にもいいことがあるのでしょう。)

日韓関係はフェードイン中なのか、フェードアウト中のフェードイン中なのか、わかりませんが、常にどこかの距離感の地点を探っているはず。

それでも日韓スワップ100億ドルと合わせて、韓国支援中ではあります。

非韓三原則、助けない、教えない、関わらない

無邪気な日本ではない、思慮深い日本のスタイルは貫いてて欲しいと思います。

思慮深さのそっち方向へ変わったはずだとは思います。

が、それでも

取りつく島は、あるんでしょうね。

(日本は島も多いし)

(技術漏洩は、避けて欲しいな。それはサムソンとて同じ気持ちでしょうが。)
 



ウクライナを見てますと、周辺国はロシアから天然ガスを輸入しながらウクライナを軍事支援してますし、


ロシアもウクライナ支援国に天然ガスを輸出しながらウクライナ侵攻をしてるという。


ガスひとつをとってみても、


大人の関係とはややこしいのですな。