軍事は確かに外交の極みだ。
人の命と国の命運がかかってますもん。
軍事は確かに外交の極みだ。
人の命と国の命運がかかってますもん。
水曜日に行われた韓国国会議員選挙で、野党である「共に民主党」が単独過半数を達成しました。
結果、これまで以上の「ねじれ国会の継続」、となりました。
国会議員の3分の2以上の賛成により、大統領が拒否権を行使した法案などへの再可決や大統領への弾劾が可能となりますが、
それは回避しました。
なので、大統領の権限は維持できます。手足はまだ動きます。
もともとねじれ国会+0コンマの僅差で大統領に当選という、危うい支持基盤で出発したユン政権です。
なにをしても風当たりの強い状況で、何かにつけ責任転嫁される大統領職をやってるのですから、まあこんな感じで妥当でしょう。
何をしても評判の悪いユン大統領ですが、
わたしは、ユン政権は韓国で叩かれるほど悪い政治をしているとは思いません。
どちらをとってもマイナスな場合、より被害の少ない道を目立たぬように歩んでいる感じ。先延ばしにしている間に手立てを探す感じ。非常に現実的で地に足がついていると思ってます。
韓国は自己認識が過大評価気味ですが、ユン政権は地味で身の丈を知っているように感じます。まさに、この現状において現状を「保ち守る」。
先のムン政権下では韓国人の自己評価が爆上がりでしたが、そんなプラスのインパクトはもちろんありません。前政権はまさに大統領就任前から「国が常に祭り状態」でした。
(ムン前大統領は国民の人気取りと扇動が非常に上手でしたねー。あれは秀逸だったな。)
韓国民にとってはあの時は楽しい時期だったとは思いますよ。あれがムン大統領の偉大な能力、政治手腕だったわけです。
でも今は「後の祭り」の時期です。
そして世界は「戦中」、「戦前」。
そんな状況で、「祭り」を継続しようとしたら、なんの祭りですか。
静かにしているだけで、戦略的なのですよ。
わたしね、いくら韓国人でも、
ロシアがウクライナに「侵略戦争」をしかけた当時、非難すると思ったんですよ。韓国人があんなに大好きな「侵略」キーワードを現在進行形でやってるんですから。
また、中国の経済が傾けば、利益主義で「中国の夢」から距離を置くと思ったんですよ。
で、蓋を開けてみたら、そうでもなかった。
というか、ロシアと中国に少々緊張感や拒否感や、距離を置いた状態での現状が、この程度であったのだなというわけです。
まあ、野党が単独過半数を越えても、与党は100議席、3分の1以上を維持できただけでも上出来だったということでしょう。
(えだまめ:韓国のコアな保守派は30%仮説、引き続き検証中)
韓国人は、「今の大統領を選んで失敗した。うまくやることがひとつもない。政権を変えなくては。」と言います。ところで、政権を変えれば全てうまく行くのでしょうか?
「共に民主党」が韓国民の要求を実現できるとは思えません。
物価高? 果物や野菜を輸入しようとしたら、農民たちがまた焼身自殺するでしょうよ。共に民主党はそんな農民デモの味方だったでしょ?
人件費削減? 人件費を爆上げしたのが「共に民主党」です。
流通改革?失業者を量産しますよ。
医学部拡大に関する医療スト?医者の収益維持に味方をしますか?国民の医療を受ける権利に味方をしますか?
大統領夫人が高級バッグを受け取った問題? 野党代表らは自分が前科者ですよ。
反日祭り? これはいつでもできますね。またやればいいです。韓国民が喜びます。
反米祭り? これも伝統的に楽しい祭りです。おそらく韓国民の70%は喜びます。
親中親北、親露?これもすぐにできますね。対中貿易の道が再開できます。売るものがあればね。でもアメリカは水道の蛇口を締めるでしょう。
アメリカが日本にばかり半導体やAI投資?ユン政権下でこんなに干されて不満だからと言って、では左派政権ではどれほど優遇されると思っているのでしょう?
だから韓国人は現状に感謝しなきゃいけないと思うのですよ。
まぁ、現状に満足できないから声を上げるわけで、声を上げるから改善できるというのもあってますけどね。
そして日本人は、韓国以上に安定している日本、何となく上向き加減になって来ている日本に、感謝しなくちゃいけないと思うのですよ。いくら岸田さんがどうだこうだと言ってても、総合力でそれなりに動いている日本。
日本の場合はいつ南海トラフや首都直下が来るのかを考えたら、毎日毎日、平穏で美しい今日一日に感謝するしかないわけで、
それはそれでしょうがないからそれでいいんかなとも思います。
(日本にキリスト教が根付かないわけだ。)
(そして韓国に審判ベースのキリスト教が人気で根付くわけだ。)
マイクロソフトもアマゾンも日本に大額投資するようですが、地震があっても何とかなると見てるんかな?とも思いますし。
(日本のIT分野が立ち遅れているから投資の余地があったりするのかも。下手に自国で運営してないのがいいのかも。)
(すべては国運、人の運)
韓日和解委員会
なんか仰々しいなぁ。笑
そしてこのコラム。
和解すること、許すことって、こんなに無理矢理に理屈臭くなければならないものなのねー。
そして和解には、許すには、宇宙の、人類史の、道徳の、大儀が必要なのですね。
まぁそうか。許せないものを許すとは、宗教的なことではありますか。
崇高に行くか、あるいは現実主義で行くか、この二つかな。
これは韓国民に対して、日本との「和解」が必要だと説いてている記事です。
韓国ではこれまでにも日本との関係改善は何度も説かれてきました。だいたいの論調は、
「日本と手を握るために、道徳的に上である韓国の方から手を差し伸べよう」
韓国は、道徳的に上であることを周知してこそ、天より高い自尊心をすこーしだけ曲げることができるようです。また、
建前的には用日論であってこそ、日本と協調できるようです。
崇高さと現実との二本立て。
しかし韓国の立場としては、これまでも、たとえば「未来志向の関係だ」として韓国側からアプローチはすれども、常に日本が「後頭部を殴って」(裏切って)ご破算になる顛末でした。
なぜ日本は常に韓国の後頭部を殴り続けるのか。
韓国に、勝手な期待があるからですよ。
起 韓国が未来志向の関係改善を提唱し、日本がそれに応じる姿勢を見せた。
承 ならば即座に慰安婦には謝罪し賠償し、竹島の日の行事は中止し、国会議員はじめ日本国民は口をそろえて韓国に謝罪し、贖罪として永劫、韓国の要求の前にひれ伏す姿勢がなければならない
転 なのに、なぜいつも関係改善を反故にし後頭部を殴るようなことをするのか!!
結 日本はやはり腹黒くて嘘つきで信用ならない
こういうところに共通理解がないからです。
>和解委員会を提示した
和解委員会を作ろうというのかな?変な委員会だわ。
関係改善は何度か政府の政策に上がっても、和解という単語は初めて見たかも。
やりたいならやればいい。
でも、韓国の方から手を差しのべたのだから日本は応ずるべきだなんて考えないで欲しいです。
(でもホワイトに戻したようなので)
(でもウクライナにアジアの匿名国から砲弾80万発が贈られたそうですが)
(武器や資金の裏の取り引きを、大国が操るのだろうなあ)
もうちょっときちんと本文を読んでみます。
途中の(色字)はえだまめの感想です。
また長くなってますので、面倒な方は本文を飛ばして後ろの「まとめ」だけ見てください。笑
西洋文明の風が東アジアに吹いて大きな波を起こしてからすでに1世紀半が過ぎた。天地が開闢して生活様式が変わった。新しい文明の海で浮き沈みがあった東アジア3カ国は、時差があったものの文明の波に乗って今日に至った。それぞれ堂々とした姿で文明国に到達した。
(韓国人はこういう「過去」「歴史」で思考するのが大好きだよね)
(「東アジア3か国」というのも大好き。主語を広げたがる。俯瞰したがる。)
(俯瞰はいいことではあります。でもなぜ、読んで気分のいいものではないのだろう?)
押し寄せる激しい風を正面から受けて先進の旗を翻したのは日本だった。日本は新文明に接した後、旧体制を一新して新しい国家を建設していった。その過程で頭角を現したのが福沢諭吉だった。啓蒙思想家だった福沢諭吉は1885年3月16日付の時事新報に掲載した「脱亜論」というコラムで新文明に向かって先頭に立つ日本の決断を注文した。
また「旧習」から抜け出せない隣国の朝鮮を遺憾を感じたように、日本が朝鮮と共に進むためこれ以上は待てないという論理を展開した。そして荷物になると考えた「長い友」を捨てた。捨てながら彼は「友人」の姿を蔑んで歪曲した。その後、彼の主張に従う後えいは朝鮮の歴史と正体性まで否定した。
(福沢諭吉は金玉均による朝鮮の近代化を支援していたのですが、金玉金が朝鮮の近代化クーデターに失敗して殺され、その墓まで暴かれ晒されたことに失望して書いた「脱亜論」じゃなかったかしら。)
(まぁ朝鮮視点で見たら、親日派の逆族による王政転覆クーデターを支援していた悪徳日本人なんでしょうね。)
日本は1951年に連合国と平和条約、すなわちサンフランシスコ講和条約を結んで以降、先進の地位を回復し、過去の負債を減らそうと韓国との政治的和解を模索した。それは宗教的救援、道徳的応報、法的正義実現を通じて和解を追求する宗教的・倫理的和解とは距離が遠かった。
(なるほど、さすが長らく「和解」を叫んだ国ですね。いえ、叫んできたのは「謝罪と賠償」でしたね。和解にも段階を提示してきました。政治的和解、そして、宗教的・倫理的和解ですか。)
◆政治的和解の時代は過ぎていく
政治的和解で最も重要な行為者は政府だ。政府は自国の被害者・加害者、市民団体、一般国民の意思を結集し、相手国の政府と外交的協議を通じて和解を模索する。韓日両国は1965年の国交正常化と1998年のパートナーシップ宣言を経て和解の水準を高めてきた。近年に荒波を起こした徴用問題も尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の発足後、小波は残ったものの大波は過ぎ去った。「責任論的和解論」を基盤とした政治的和解の時代が過ぎているのだ。「被害者中心主義」が持った理想と威力はその使命が尽きたようだ。植民支配のくびきを抜け出した世代と未来に生まれる世代が中心となる世の中が目の前に迫っている。
(被害者中心主義による「責任的和解論」、政治的和解の時代は過ぎた。・・・これはそうかもね。もう、謝罪も賠償も、おかわりは望めない、ムン政権で再び賠償請求で火がついた慰安婦や徴用工問題も、ユン政権では法的に消火されました。政治的効力を失った。)
私は1月、新しい世の中に対応するために歴史問題をめぐる韓日両国の立場と見解を調整・仲裁しながら妥協を作っていく主体として和解委員会を提示した。和解委員会の任務は2つだ。一つは政治的和解の時代を終えること、もう一つは社会的和解の時代を開くことだ。天皇の訪韓と韓日新条約を企画し、歴史問題の小波を管理すると同時に、被害者の傷を治癒して記憶の事業を推進することが前者の任務だ。後者は社会的和解レベルで堂々たる文明国である韓国市民と日本市民が交流・協力を実現する機会の場を作ることだ。
(著者は和解委員会の提唱者ですか。天皇の訪韓と韓日新条約という政治的和解は日本には必要なさそうですし、韓国と日本の「市民同士」の交流・協力の促進も必要なさそうですよ。K-POPだとか韓国コスメだとか韓ドラだとか、文化は和解委員会が介入せずとも勝手に広がってます。)
もちろんこうした交流と協力は政治的和解の時代にもあった。それ自体は新しいものでなく、今まで浮き沈みを繰り返す歴史和解の過程で大小の役割をしてきたのも事実だ。では、いかなる違いがあって政治的和解の時代から社会的和解の時代に移行するべきということなのか。
(やっぱりご本人もそうお考えですね。ではいかなる違いがあって社会的和解の時代に移行「すべき」なのですか?)
◆大谷が起こした和解の風
(略)
韓国人が熱狂したのは彼が普段から見せてきた韓国に対する愛情も作用したはずだ。彼はインスタグラムのアカウントに「韓国は最も好きな国の一つ」というコメントを載せた。韓国ファンは仁川(インチョン)空港で、高尺(コチョク)ドームで「日本人大谷」を歓迎した。韓国人と日本人が互いに相手が好きだと公開的に表現して交流し、その言葉がメディアに乗って社会に広がる時代になった。「大谷現象」が韓国社会に及ぼした影響は、両国首脳の政治的イベントよりもはるかに深くて大きかった。「時代の移行」を見せる場面だった。
私はここから暗い過去を背負って重い責任の荷重に耐えて進めてきた政治的和解の時代が終わりつつあることを確認した。そして実力と謙遜という普遍的価値を認め、一般の人たちが相手が好きという原初的感情を素直に表す姿に、明るい未来に向かって前進する社会的和解の時代の開幕を感じた。和解委員会の任務は今後、社会的和解の網をきめ細かくしていくことだ。
(ああ、著者は和解委員会を提唱するにはしたけれど、暗い過去を背負って重い責任の加重に耐えながら進めてきたのですね。で、大谷選手を見て、肩の荷が下りたのですね。)
>相手が好きという原初的感情を素直に表す姿に、明るい未来に向かって前進する社会的和解の時代の開幕を感じた。
(大谷選手の存在が、韓国の「韓日和解委員会」提唱者の心を明るくしてくれる、暗い過去を明るくしてくれる、歴史の重圧を軽くしてくれる、大きな契機だったのか。)
(K-POPや韓ドラは日本に十分浸透して、熱狂する日本のファンを見ながら韓国は自国文化の「優秀性」「文化掌握」にご満悦ではありましたが、そうですね、日本から韓国に流入する日本の文化はAVとかアニメとかニンテンドーとか、ちょっとサブカル的ではありましたね。政府関連の人間が利用できる分野ではなかったか。笑
(歌手なども韓国から日本に積極的に売り出してても、日本の曲などは韓国で流れてきませんもん。かろうじてyoutubeで知るくらい。)
(確かに大谷選手ならば、韓国でもメジャーな文化である野球、韓国の主流の男性女性にアピールできる文化的人物ですわ。)
日本は我々と遠い過去から付き合ってきた。西洋文明が東アジアに伝わった時、新文明に心酔した福沢は我々を「悪友」として拒否した。その後えいは我々に悪行を加え、深い傷を与えた。しかしいま東アジアにまた文明の風が起こり、デジタル革命の時代が開かれている。私は心の底から日本を包容する。「善友」の関係になって韓日共同体に向かって共に進んでいこう。
朴鴻圭(パク・ホンギュ)/高麗大政治外交学科教授
(そうそう、日本という悪友は、かつて韓国に悪行を加え、深い傷を負わせ、謝罪も賠償も足りなく、ありとあらゆる悪いことをしてきたことにいなっていますけれども、韓国という「道徳性の高い国、民族」は、そんな過去にも関わらず、日本を心の底から抱擁する「善友」の関係になって、韓日共同体に向かってともに進めばいいわけですね。)
(で、韓日共同体は、なぜ必要なのですか?)
さて、色を戻します。
リンク記事の要約
韓国の生き残り戦略の一環で、「韓日共同体」戦略が再再浮上中。
韓日和解委員会を提唱した(政府に任命された?)著者は、暗く思い重圧に悩んでいた。和解を推進できる材料がない。
大谷選手が韓国人に受け入れられる単純な様子に、希望を見いだした。
>しかしいま東アジアにまた文明の風が起こり、デジタル革命の時代が開かれている。
これは何のことかな?
おじいちゃんがただ最新そうに言っているだけの、所謂「デジタル革命」なのか?
それとも、米中間の半導体規制のことかな?
韓国が挟まって困っているやつかな?
中国への半導体輸出、生産規制の猶予期間の延長がもらえなかったからかな?
米中間の半導体サプライチェーンの再構築に関連して日本が拠点に選ばれたことを指すのかな?
アメリカが韓国の半導体産業を取り上げてしまいそうなことを心配しているのかな。
アメリカに半導体で締め上げられる中国が独自に半導体開発、生産を推進しても、韓国ははじき出されてしまいます。
それとも、中国発のAI社会統制システムのことを指すのかな?中国はガチで、個人のIDから通帳から購入履歴から顔認識からGPSから病院での治療内容まで、ぜ~んぶ紐付けてデジタル社会統制できちゃいますからね。そのことを言ってるかな?
東アジアの文明の風、東アジアのデジタル時代・・・ここからは肯定的なイメージしか浮かびませんが、肯定で言ってるならここまで韓日和解をがんばらないだろうなー。
否定を隠して言っているなら、韓国は切実かもしれません。
ユン政権では親米ですけれど、ムン政権時代は「中国の夢」を一緒に見たわけですし、次の政権ではまたどっちに動くかわかりません。
ウクライナの行く末次第で韓国の路線、親米か親中親露かが決まるだろうな~と思ってましたが、勝つ方、強い方につきそうでもあり、逆につかなそうでもある。
まとめ
韓国はややこしい国です。
日本と台湾のような善の循環のお付き合いでも、相互利益のお付き合いでもない国です。
英米のように、かつての敵でありながら今の協力関係でもない国です。(いまだに英米に支配されているとかの話は別として、表向きには確執はない。)
何をするにもいつも負の感情が基本的に絡む国。
まぁいろんな人がいるように、いろんな国があるわけです。
その時々の状況も様々、お付き合いの仕方も様々です。
韓国に関しては、その時々で様々にお付き合いするんだな、と思います。
韓日共同体、日本で言えば日韓共同体は、なぜ必要なのですか?
それは韓国の生存戦略上、必要なのでしょう。
日本も日本の生存戦略上、必要であれば必要なだけ、動くと思います。
それ以上のもの、好きだと言う原初的感情ならば、
それはそれぞれが勝手にやってますので、和解委員会さんはご心配なくー。
(それでも負の感情はどことなくそこはかとなく絡んできますけどね)
>私は心の底から日本を包容する。「善友」の関係になって韓日共同体に向かって共に進んでいこう。
こういうところが韓国やなーと思う。
やっぱり韓国にとって日本って、「道徳的に優位」であることをアピールしないと仲良くなれない相手なのよね。
そういうことをわかった上で、
無理して「善友」をがんばろうとしているお方の決意を笑ったりはしないつもりです。
(と、ブログに書いてる時点で半分矛盾しますけど笑)
まだNOJAPANをがんばっている方もいらっしゃいますし、
それぞれがんばっていらっしゃるんですよ。
がんばっていらっしゃる方々は、それぞれ愛おしい者として、応援いたします。
アリさんたちは、全員が力を合わせて大きなエサを巣に運んでいるのではなく、
全員が自分の方向に引っ張っているだけなのに、ベクトルの総和で結果として巣に向かうのだそうです。
それは巣に帰属している場合のみでしょうけどね。外敵は排除するわけだし。
ま、そういう、大きな単位でのベクトルの総和を信じようと思います。笑
時は春爛漫。
世界情勢は火の車。
地震はいつ来るかわからない。
人の世はうたかた。
大事に過ごしたいです。
以前書いた、わたしの職場のニューフェイス、SさんとKさんのゴタゴタの続きです。
そして誰もいなくなった・・・・・笑
そもそも、トラブルの中心は、新入りのKさんでして、KさんがSさんに批判的であることで生じたトラブルでした。
だからKさんを来月から異動させ・・・・喧嘩両成敗で、Sさんも移動させる。
という解決策が上がっていました。
ところが、別の人が電撃辞職をした。表の理由は体調不良、しかし上司に不満あり。
しかも、若手のひとりが資格試験に合格し、転職のタイミングをうかがっている。
加えてあろうことか、先輩職員までも辞職を打診・・・まとまったお金が必要なので退職金で、とのこと。
春はお別れの季節~~笑
「はじめまして。わたしは有能です。あなたは謙虚になって、お互い仲良くしましょうね。」
という、ゴタゴタでひともんちゃくあったのですが、
それであってもなくても、
辞める時は辞めるのね~。
まぁ、タイミングというのもあるかな。
それでも、職場の雰囲気というのも、影響はあると思います。
でも、春ははじまりの季節。
ひとり、補充されました。
新入りですが、「主任」が補充されました。
同僚が業務内容の一部を「主任」に説明するよう、課長から仰せつかったのですが、
主任さんは、ちょっとだけ説明を聞いた後、
「もういいです。課長から説明してもらいますから」と、同僚の説明を断りました。
同僚は気分を害していました。
(あんたなんかから教えてもらわなくてもいいわ時間の無駄)ってことですかね。
韓国の新入りさんというのはどうも、プライドが高いですねー。
年功序列社会ではあるものの、つまりは職位主義で能力主義の階級社会である。
そして、新卒採用優先の終身雇用ではなく、契約で職場を渡り歩く雇用形態。
そうしますと、完成品の採用であって、入ってすぐから自分の能力アピールに邁進することになりますね。
年齢の物差し、職位の物差し、職責の物差し、入社年度の物差し、能力の物差し、
階級社会である韓国で、いくつもの物差しによる、多種の上下関係が交錯します。
年齢が上で入社年度が先輩であるSさんと、年下の新入りでありながら経験豊富で能力のあったKさんとのトラブルも、このいくつもの物差しの交錯によるものです。
どちらが有能、有益か。上か。
Win-Winで建設的に能力アピールしてくれればいいのですが、誰かを負かしてWinを取ろうとするのは、
誰かの負担になります。
そう、先輩職員さんが辞職を決意したのは、まとまったお金が必要だったのですが、
それは前々から言ってました。それがこのタイミングであるのは、
たぶん新入り主任さんが入ってからです。
別にぶつかったわけではないのですが。
業務の大黒柱的な存在でしたが、空席だった「主任」が補充されたなら辞めるにちょうどいいタイミングだとか?居心地が悪いとか、もう自分はいらないかなとか?思ったかもしれません。
この方が主任に昇進してもよかったのに、そうはならない事情がいろいろあるのでしょう。
職場の雰囲気は誰が作るのか。
今まで見てきて、それは上司かなと思った時期もありましたが、上司以上に雰囲気に影響力を持つ人もいた。
Kさんはその例でした。
なぜか大量離職の波があり、安定継続の時期もある。
その理由も、
騒がしい末に去る時もあるし、
みなそれなりに大人なので、表だった理由なしにすすーっと人が去ってしまう時があります。
今回は波及効果でその両方が来たようです。
うちの職場は最近、離職と補充の回転が相当速いので、もう当たり前になっちゃって、あまり引き止めたりしない感じです。
最近のケースは皆、引き止めたって解決できない、どうしようもない感じかなー。
「社内で育てる」「角付き合っていずれ丸くなる」という意識があまりなくなった感じ。
1か月の適応期間を許容して、完成品を求めている感じ。
ならば、今後の幸せのために、辞めたい人は送り出してあげよう!!
自分に合った職場が必ずあるはず。
(いつかかならずどこかにきっと~~)
(そしてさまよう人もいる)
(知り合いを連れてこいとのお達しが出ました。知り合いにさまよっている人がいるはずだという前提だな。)
なんだかせわしない春。
よく言えば、新陳代謝が早く、基礎代謝が高い企業である。
(いや、うちは、業界ではホワイト企業の方よ)
(合掌)
(みなさまの幸せを願います。)
自然の力は常に、人の対策などを軽々と超えて来ます。
自然に対する畏怖の念。
亡くなった方は戻らず、傷ついた心と記憶はまだ痛むことでしょう。
痛みを抱きながら、当時から今日までの努力とその成果は確実に積みあがっています。
あの膨大な瓦礫、膨大な海砂、流された家や車や船、人の手ではとうてい成し得ない自然の圧倒的な力を見せつけられながらも、
それを人の手で修復するという作業。
砂漠の砂を運ぶアリのような・・・・
いったん更地にすることすらも想像もできないほどだったのに、そこに新しいランドマークを再興するのです。
再び、人の住むコロニーを再建する。
それが可能なんだな・・・・。
それは、人の力に対する畏敬の念です。
そしてあまり考えたくはないのですが、
次の地震も必ず来る。
いつか必ず来る。
どこかに必ず来る。
その時にはもっと柔軟で強靭なわたしたちでありたいとは思うのですが、
自然はいつも人間を凌駕してきて、
わたしたちはさらなる畏敬の念を抱くのです。
恵み多き、天と海と大地。
(今の脳内BGMは「大地讃頌」)
( 母なる大地の懐に 我ら人の子の喜びはある 大地を愛せよ 大地に生きる人の子ら その立つ土に感謝せよ )
24年1月1日の能登半島地震の時は、
5mの津波が予想されましたが、運よく1mで済みました。
海岸線が4m隆起したのも幸いしたかもしれません。
東日本大震災の時は、地盤が70cm沈降していたと言います。
地盤が沈降すれば、何もなくとも海の水が来る。
水に浮いている木の板を手で押し下げるようにです。
予想されている南海トラフ地震、また首都直下型地震ですが、
都市部の津波や沈下は、広い平野や人口密度、交通のマヒを考えると、水平避難は難しいかもしれません。
一方では、垂直避難は容易いかもしれません。高層ビルがあるので。
(各ビルごとに孤立しますが)
(高層ビルの倒壊は危険ですが、大きな揺れがおさまってからの津波には有効)
また一方では、都会の地下街、あれは危ないんでしょうね。
停電になっても、まぁ誰もがスマホを持ってますんで、懐中電灯にはなりますね。
運よく全員が地上に退避できたとして、
地下都市は、一度泥水や海水に浸かっても、水がはけるようになっているのかな?
天が落ちるかもしれないと心配することを「杞憂」と言って笑います。
けれども、地が割れたり山が崩れたり海が押し寄せることは、憂いても憂いきれない。
とはいえ、憂いながら一生涯を暮らすのも、違いますんで、
憂いながらも、天の力、地の力、海の力、人の力に畏敬の念を持ちつつ、
感謝して、もう、今をせいいっぱい幸せに暮らすしかないのだろうなー。
こういうこととか、今戦争中の国のことなどを考えていると、
韓国経済が危ないだの、サムソンの経常収支がどうのこうのだの、物価が爆上がりだのなんか、
それくらいどうってことないじゃん、とりあえず耐えるから、その間になんとかしてくださいよ、
の程度に思ったりします。笑
(きれいな赤でもないリンゴ1個300円、천해향というみかんの品種(日本名「せとか」だそうです。これも勝手に流出した品種?)が1個200円だから、おいそれと果物も食べられない。)
いえね、韓国の産業の中心軸が危ないとか、
少子化がものすごいとか、
物価がちょっと、とか、
これも、確実な亡国の道なんですけどね。
長期的、いえ、中期的な亡国の一途を、韓国在住者としては、「何とかしてよーマズいじゃん!」と叫ばなけりゃならないのでしょうが、
短期的に亡国してる国々が実際にありますので、比較として、今の現状は十分マシなんじゃないかと思えてしまう。
しかしそこに目を奪われず、
自分の分野でせいいっぱいあがいてくれている韓国の産業界のリーダーや技術者さんらがたくさんいらっしゃることを願い、またお願いする次第です。
(国としても、稼げなければ、貯えを食いつぶした後は食いっぱぐれるしかない)
(少子化については、もうどうやったらいいのかよくわかりませんわ)
(家やお金は支援できても、結婚や子供に対する感情はどこから持ってくるのかね)
(それはいずれ別記事にでもします)
さて今日も話の筋があっちこっちに飛んで終わるのですが、
強引にさいしょに戻しますと、
砂漠の砂を運ぶ、無力に見えても群れて何かを成し遂げられるアリの群れの一匹として、
末の希望を持ちながら今日の努力と幸せを黙々と生きますので、
俯瞰したときに
自然の力の中、人の力の中で、美しく見えますように。
おまけ
2024 3月11日
ゴジラ、やったね!
アカデミー賞だ。
これも何か意味深くないですか。